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失敗しないためのコンテンツマーケティング戦略は?わかりやすく手順も解説

失敗しないためのコンテンツマーケティング戦略は?わかりやすく手順も解説

コンテンツマーケティング 2025年06月21日

最近、コンテンツマーケティングについて、どのように戦略を立てて売上を伸ばしていくのか教えて欲しいというご要望を頂くことが増えました。

コンテンツマーケティングはストック型で資産性が高く、一度施策を打てば半永久的に効果が継続する点に魅力を感じる方が増えたためです。

そこで、本記事ではコンテンツマーケティングで失敗しないための戦略や手順を解説しつつ、SEOとSNSとの相乗効果についても紹介します。

ぜひ、本記事を読んで、自社のマーケティング戦略に活用してください。

なお、弊社は石川県金沢市・かほく市を拠点として、コンテンツマーケティングも含めたマーケティングコンサルを行っている企業です。

実績も多数あり、無料相談も実施しておりますので、自社で行うのは難しいと感じた方はぜひ一度お問い合わせください。

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、自社のオリジナルコンテンツを読者やユーザーに提供して新規集客・ブランディング・ファン化に活かす手法のことです。

ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供して信頼を得ることで、新規集客や購買、リピーター獲得に繋げます。

また、顧客管理ツール(CRM)を活用することで、顧客を自社で育成するナーチャリングを行うことも可能です。

上手に活用すれば顧客生涯価値(LTV)が上がるため、売上を盤石にすることができるでしょう。

なお、一言に「コンテンツ」と言っても、ブログ記事・動画コンテンツ・メルマガ・SNS発信など多岐にわたります。

ブログ記事を投稿することを指してコンテンツマーケティングだと思われている方も少なくないので、この機会に認識をアップデートしておいて下さい。

コンテンツマーケティングとSEOは本質的に違う

SEOとコンテンツマーケティングを一緒に考えている方は一定数います。

しかし、本質的には異なるのでまずはそこを理解しておくことが重要です。

SEOは「検索エンジン最適化」であり、SERPS(検索結果表示)で上位を獲得するための手段を意味します。

一方で、コンテンツマーケティングは読者のニーズを満たしつつさらに深掘りし、コンバージョンやファン化、または自社のブランディングを行う施策です。

もちろん、SEOにより自社サイトが上位表示されると露出が増え、ブランディングやファン化に役立ちます。

しかし、SEOは露出のための「手段」に過ぎず、コンテンツマーケティングは露出した上での「読者とのコミュニケーション」が目的です。

コンテンツマーケティングを成功させるためにSEOを活用するというのが一般的でしょう。

目的と対象がそもそも違う

SEOの目的は自社サイトのアクセス数増加、コンテンツマーケティングは読者のコンバージョンやファン化です。

このため、自社サービスの予約、申し込み、資料請求といった読者の行動を促すために行う施策はコンテンツマーケティングに当たります。

また、対象も異なり、SEOはアクセス数増加が目的なので読者のターゲット層はそこまで固めません。

一方で、コンテンツマーケティングはコンバージョンやファン化が目的なので、読者の顕在・潜在ニーズを分析してターゲット層を固めます。

そうすることで自社サービスのコンバージョンやファン化に繋げ、プロセスの目標数値であるKPI達成を目指します。

媒体範囲とコンテンツの種類が違う

SEOは主にテキストコンテンツが主体ですが、コンテンツマーケティングはテキストコンテンツに留まらず、YouTubeやTikTokといった動画チャネルやメール、画像なども活用します。

媒体においても、SEOは検索エンジンだけですが、コンテンツマーケティングはSEO・メール・SNSと幅広い媒体に仕掛けます。

このように、媒体範囲やコンテンツの種類が違うことも認識しておきましょう。

コンテンツマーケティングで得られる効果とメリット

コンテンツマーケティングにも、遅効性・継続的なリソース消費・結果が確約されていないといったデメリットがあるものの、得られる効果やメリットは非常に大きなものです。

ここでは、コンテンツマーケティングで得られるメリット・効果について簡単に解説していきましょう。

ただし、コンテンツマーケティングにはもっと多くのメリットがありますので、メリットとデメリット、その対処法について詳しく知りたい方は下記の記事をご確認ください。

外注することができる

コンテンツマーケティングは継続的にコンテンツを投稿し続ける必要があるので、長期間かつ莫大なリソースを消耗します。

そのため、自社でコンテンツ制作、またはコンテンツマーケティングのすべてを行うと、本来の業務が滞る、もしくは挫折してしまう可能性が高いです。

とはいえ、コンテンツマーケティングは全て外注することができます。

外注することで、社内リソースを大幅に割くことなく長期的な運用ができ、半永久的な資産を形成することが可能です。

ただし、外注する業者選びは非常に重要なので、慎重に選定するようにしましょう。

ストック型だから資産になる

コンテンツマーケティングで制作した記事・動画・サイトなどは、半永久的にその効果を発揮し続けるので資産となります。

例えば、自社のオウンドメディアにSEOコラムを投稿するコンテンツマーケティングを行なって上位表示されれば、検索エンジンから流入した読者を、半永久的に集客・誘導・販売してくれることでしょう。

もちろん必要なメンテナンスを入れた方が効果を維持できるのは確かですが、その効力がゼロになることはありません。

一方で、広告は即効性が強く効果も絶大ですが、継続するのには非常に高額な費用がかかります。

短期的には非常に有効ですが、中長期的には何の効果も得られません。

ここまで説明すると、広告はダメなのかと捉えた方も多いのではないでしょうか?

しかし、これはどちらが良いという話ではなく、組み合わせることでお互いのメリットを生かしながらリスクを消した運用が可能という話です。

どちらか一方ではなく、広告とコンテンツマーケティング両方の運用を検討してみて下さい。

爆発的な認知拡散になる可能性がある

コンテンツマーケティングは遅効性がデメリットとして挙げられますが、稀にバズを生み出して投稿直後から流入が見込めるケースがあります。

SNSを使ってコンテンツマーケティングを行っている場合に特に多いケースですが、そういったケースでは爆発的な認知拡散が見込まれます。

また、SEOコラムを投稿し続けることでも絶大な認知度拡大を見込むことが可能です。

こちらは即効性こそありませんが、本当に必要な方からのみ問い合わせがあるので、成約につながりやすい特徴があります。

いずれにしろコンテンツマーケティングを行うことで効率的な認知拡散を見込むことが可能です。

認知拡散が課題の方は、コンテンツマーケティングを検討してみて下さい。

【BtoB・BtoC】失敗しないためのコンテンツマーケティング戦略手順

コンテンツマーケティングの戦略は先人たちによって確立されているため、その型に沿って運用すれば失敗することは少ないです。

そして、BtoB・BtoCのどちらの場合であってもコンテンツマーケティング戦略の概要は大きく変わりません。

唯一、運用方法(SNSの広告プロモーション)が異なるだけで、他の手順は変わらないのでどちらのビジネスでもすぐに活用できます。

ここでは、失敗しないためのコンテンツマーケティング戦略の概要について解説するので参考にして下さい。

①:目標(KPI)と目的の明確化

コンテンツマーケティングでは、広告費に対しての費用対効果、リピーターの伸び悩み、LTV(顧客生涯価値)など、自社の現状を分析して課題を明確にしたうえで、目的を設定することが重要です。

目的を明確にしておかないと、コンテンツマーケティングを行なっていても方向性を見失ってしまい、適切な活用方法を策定することは難しいと言えるでしょう。

なお、目的を明確にしたら、新規集客数改善、リピーターの増加によるLTV改善などの課題に対して、目標(KPI)も設定するようにして下さい。

②:ターゲット像の設定

ターゲット像、いわゆる「ペルソナ」は、マーケティング戦略で想定される仮想の顧客プロファイルを指す概念です。

ペルソナなんて決めなくても皆に刺されば良いと考える方もいますが、目指すべき顧客層を想定していなければ、適切なコンテンツを制作することは難しいでしょう。

皆に刺さるように考えたコンテンツは誰にも刺さらないことの方が圧倒的に多いです。

このため、考えるべきは、自社のサービスに関心を持ち、価値を見出す可能性がある人々の特性は何かということです。

顧客の年齢や性別はもちろんのこと、住まいの場所、仕事、収入、趣味などの詳細な属性を考慮してペルソナを定義することにより、どのようなコンテンツをどのようなチャンネルで配信すべきかがより明確になります。

なお、既存の顧客やリピーターの情報を活用すれば、より効果的にペルソナを作り出すことができるでしょう。

③:カスタマージャーニーマップの設計

カスタマージャーニーマップは、ペルソナの思考プロセスや感情を行動と繋げて、時間の流れに沿って描かれた視覚的な表現で、ビジネスや製品、サービスを顧客の視角から理解するのに役立つツールです。

顧客が求める情報は、その時点の経験により異なります。

ペルソナの心の動きや感情、行動を具体的に考察し、それをカスタマージャーニーマップとして描画することで、顧客との接触のタイミングや最適なメディア、そしてコンテンツの性質を評価できることでしょう。

④:チャネルの決定と運用方法

ペルソナ設定、カスタマージャーニーマップが固まれば運用チャネルを決めます。

オウンドメディア、YouTube、TikTok、メールなど、さまざまなチャネルの中から、コンテンツマーケティングの目的とペルソナを照らし合わせて決定しましょう。

なお、BtoBビジネスとBtoCビジネスでは、チャネル内でどのようにコンテンツを届けるのかを変えなくてはいけません。

また、新規顧客の獲得やブランディング、ファン化などの目的に応じた複数チャネルの使い分けも重要です。

例えば、BtoBサービスを展開しているなら、オーガニックの投稿ではなくターゲットを設置して配信している広告運用が効果的でしょう。

⑤:コンテンツの制作と運用開始

プロジェクトチーム内では、コンテンツ作成の手順や各メンバーの役割をはっきりさせることが重要です。

例えば、ブログ記事を1つ作成する場合、ライター、エディター、そして校正者といった3つの重要な役割が存在します。

全体を監督するディレクターや、公開されたコンテンツのパフォーマンスを評価するアナリストも場合によっては不可欠です。

時には、ウェブサイトの構築やデザインを担当するデザイナーや、メンテナンスや管理を行うエンジニアが必要になることもあります。

これらのリソースの管理が疎かになるとコンテンツ制作が困難になるため、適度な運営体制を確立するようにしましょう。

なお、内部で全てを処理するのか、あるいは外部リソースに依存するのかによって、チーム構成も異なるので、そこから決めるのもおすすめです。

⑥:効果測定を行なって改善

コンテンツマーケティングについて、絶対に必要なのが効果測定です。

PDCAを回して、コンテンツマーケティングの課題を見つけ出し解決することで初めて成果が生まれます。

例えば、SEO記事であれば記事の順位を調べてリライトしたり、広告ならCPC・CPA、LPのCVR改善を行ったりすることで、期待する効果を得ることができるでしょう。

コンテンツを投稿して終わりではなく、常に動向をチェックして問題点があれば改善するようにして下さい。

コンテンツマーケティングの中でS N Sの重要度が上がっている

昨今、コンテンツマーケティング戦略の中でもSNS活用の重要度が上がっています。

単にSNSの市場規模が拡大しているのもありますが、クッキーレスによってSNSにおけるコンテンツマーケティングの需要が伸びているのも理由の一つです。

ここではコンテンツマーケティングでSNSを利用するメリットについて解説します。

即効性がある

SEOだけでコンテンツマーケティングを行うと、基本的に記事が上位表示されるまで時間がかかるため、効果が見え始めるまで長期的な運用が必要です。

一方で、SNSを用いればコンテンツ制作直後から流入が見込めます。

それだけSNSの拡散力は凄まじいので、特にコンテンツマーケティングし始めの企業は活用するようにしましょう。

バズによる認知拡散が期待できる

SNSにコンテンツを投稿すると、稀にバズが生まれます。

バズると大量のインプレッションをたったの1投稿で獲得可能です。

SNSは1投稿当たりのリソースが少なく費用対効果も良いので、ぜひ試してみて下さい。

SEOにおいても効果的

SNSでサイトの記事を共有することで、SEOにおいても良い影響を与えられます。

「引用」や「言及」の意味を持つサイテーションフローという、SEOの評価に影響を及ぼす指標を満たすためです。

SEO対策を行ううえでも、SNSとサイトを掛け合わせるようにしましょう。

最新情報をすぐに届けられる

自社サイトで最新情報を更新したとしても、読者やユーザーにすぐに届くわけではありません。

サイトでは自社からユーザーにアプローチすることはできないため、最新情報を届けるにはユーザー自身がサイトに訪れる必要があります。

その点、SNSを利用すれば自社から最新情報をユーザーに届けることができます。

サービスのローンチ情報やプレリリースなど、すぐに届けたい情報をユーザーに届けられるのは大きなメリットと言えるでしょう。

コンテンツマーケティングについてよくある質問

ここまでコンテンツマーケティングについて、戦略の手順やSNSの活用について解説しましたが、まだまだ不安に感じている方は多いでしょう。

そこで、よくある質問にお答えしていきます。

コンテンツマーケティングの仕事内容は何ですか?

コンテンツマーケティングの仕事は、さまざまでコンテンツ制作、効果測定による数値分析、広告運用などがあります。

また、一言にコンテンツ制作と言ってもディレクター、デザイナーと多岐に渡るので、一言で仕事内容を表すのは難しいです。

ただし、「コンテンツを使った自社課題の改善」といった目的意識は全員が共有して持っておかないと、スムーズに業務が進まないので注意しましょう。

コンテンツマーケティングを外注すると費用はどれくらい?

コンテンツマーケティングのどの部分を外注するかによって、外注の費用は変わります。

例えば、記事作成を依頼した場合は1記事あたり30,000円ほどで、そこにSEO対策のコンサルティング費がかかるケースも少なくありません。

ちなみに、最近のトレンドである動画コンテンツの作成は、長さによって異なりますが約10万円ほど必要です。

コンテンツマーケティングの成功事例について知りたい

コンテンツマーケティングの成功事例で有名なサービスは「SUUMOタウン」です。

To C向けのサービスですが、コンテンツの中で紹介されている街に住んでいる人の体験談やライターの主観を入れることで、ユーザーの共感を得ています。

それによってCVR改善や新規集客が促されているため、コンテンツマーケティングの成功事例として参考になる部分があるでしょう。

なお、コンテンツマーケティングの成功事例については、下記の記事で詳しく解説しています。

弊社の事例も紹介していますので、参考にしてみて下さい。

コンテンツマーケティング戦略を立て成功させよう

コンテンツマーケティング戦略は、まず自社の課題を分析してそこにマッチした戦術を立てることが重要です。

自社の課題点を無視したまま続けたり、アンマッチな戦術を立てたりしてしまうと、コストだけがかかり、失敗に終わってしまう可能性が高くなります。

そこで、本記事ではコンテンツマーケティングで失敗しないための戦略や手順を解説しつつ、SEOとSNSとの相乗効果についても紹介しました。

コンテンツマーケティングを考えている方は参考にしてください。

なお、弊社は石川県金沢市・かほく市を拠点として、コンテンツマーケティングも含めたマーケティングコンサルを行っている企業です。

実績も多数あり、無料相談も実施しておりますので、自社で行うのは難しいと感じた方はぜひ一度お問い合わせください。

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